〜小塩 哲朗(名古屋市科学館学芸員)〜
地球自身がグルグルと回転していることを「自転」といいます。
もし、地球が自転していなかったら大変です。
太陽に向いている側はいつも昼で、反対側はずーっと
夜ってことになっちゃいます。
いや、それだけではありません。
太陽に向いている側は絶えず暖められて灼熱地獄に、
反対側は極寒の地になってしまうかもしれません。
地球が自転していてよかったです。
やっぱり暖めるときは電子レンジのように、
回転させて均等に暖めるのがいいのでしょう。
ところで地球ができた頃、自転は今よりずっと速かったそうです。
それが少しずつゆっくりになったといわれています。
要するにコマと一緒でだんだんゆっくりになっているのです。
ということは、いつか自転は止まってしまう訳です。
もっとも何十億年も先のお話ですが…
あ~ほどよい速さで回転している時に
地球に生まれてよかった~。